肥後細川庭園は、四季折々で表情を劇的に変える豊かな植生も見どころです。春には神田川沿いの桜とともに庭園内の山桜やツツジが咲き誇り、初夏には池の周りを彩るハナショウブ、冬には雪の重みから松を守る伝統技法「雪吊り」の端正な幾何学模様が来園者を迎えます。
なかでも年々人気を高めているのが、毎年11月下旬から12月上旬にかけて開催される秋の紅葉ライトアップイベント「ひごあかり」です。モミジやイロハモミジが燃えるように色づく時期、庭園内には幻想的な竹あかりが灯され、ライトアップされた木々が静かな池の水面に鏡のように映り込みます。
昼間の静謐な佇まいとは一変し、夜間は幽玄でドラマチックな光景が広がります。文京区屈指の紅葉スポットとして、近年は写真愛好家やカップルを中心に多くの人々を魅了しています。