公道を利用した駅伝大会において、奇抜なコスプレ応援は一歩間違えれば「ランナーの妨害」「目立ちたがり屋の迷惑行為」として警察や大会運営から排除されかねないリスクを孕んでいます。しかし、二宮のフリーザ軍団は15年以上にわたり一度も排除されることなく、むしろ地域住民や警察、大会関係者から温かく見守られてきました。そこには、彼らが自らに課している厳格な4つの行動規範があります。
第一に「コース・車道への絶対不可侵」です。彼らはガードレールや歩道の白線の内側に整然と留まり、身を乗り出したりコース上に飛び出したりすることは一切ありません。ランナーの走行ラインや視界を遮らない位置取りをミリ単位で徹底しています。
第二に「公平な全校応援」です。特定の大学のみを贔屓(ひいき)することなく、先頭のシード校から最後尾を走る関東学生連合チームのランナーまで、すべての選手に対して拍手と全力のエールを送り続けます。選手が目の前を通過する瞬間はダンスの手を止め、真摯に拍手を送る姿が現地観戦者によって多数目撃されています。
第三に「大会関係者・警察の指示への絶対服従」です。走路管理員や警察官の指示には即座に従い、周辺の一般観戦者の視界を遮らないよう立ち位置を細かく微調整しています。
第四に「レース終了後の自主的なゴミ拾い清掃」です。選手が全員通過し中継が終了すると、彼らは自分たちのゴミだけでなく、沿道に落ちている空き缶や吸い殻、プラスチックゴミなどを自発的に回収して歩きます。「来た時よりも美しくして帰る」というマナーの徹底こそが、地元警察や住民から「良識ある悪の軍団」と称賛される所以です。