「熱盛(あつもり)」とは、「熱く盛り上がっているシーン」を略した言葉です。言葉の発祥となったのは、テレビ朝日系列の看板報道番組『報道ステーション』内で放送されていたプロ野球コーナー「きょうの熱盛」でした。
このコーナーでは、その日のプロ野球の試合から特に熱気あふれるファインプレーや豪快なホームラン、気迫のこもった奪三振などを厳選して紹介していました。最大の特徴は、見事なプレーが決まった瞬間に画面中央へド派手な筆文字の「熱盛」ロゴが飛び出し、重厚で威勢のいいナレーションで「あつもりぃ!」と叫ぶ独自の演出です。プロ野球ファンにとってはおなじみの爽快なワンシーンでした。
本来はプロ野球の好プレーを讃える番組内のいち演出に過ぎなかったこの言葉が、なぜ日本中を巻き込む大流行ワードへと化けたのか。その引き金となったのが、生放送ならではの前代未聞のアクシデントでした。