かつてスクリーンで躍動した身体能力と感性は今、フラワーアーティストという新たな表現の場で花開いています。志穂美悦子が花の世界に本格的に足を踏み入れたのは50代を迎えてからのことでした。生花が持つ生命力と自身のダイナミックな感性を融合させた作品は、瞬く間に国内外で高い評価を受けることになります。
彼女の手掛けるフラワーアートは、一般的なアレンジメントの枠を大きく超えた、空間全体を舞台のように支配するスケール感が特徴です。数々の個展を開催するだけでなく、東日本大震災の復興支援や医療従事者へのチャリティー活動にも精力的に取り組み、花を通じて人々にエネルギーを届け続けています。長渕剛の妻という肩書に甘んじることなく、一人の独立した芸術家として自らの道を切り拓いたその生き様は、多くの同世代女性からも熱狂的な支持を集めています。