かつて絶世の美男子と謳われたミッキー・ロークですが、1990年代後半から2000年代にかけて「顔が激変した」としてメディアを騒然とさせました。ネット上では「過度な美容整形中毒」といった心ない噂も飛び交いましたが、その背景にはプロボクサー時代の過酷な負傷と医療ミスという切実な事情が存在します。
もともと少年時代にアマチュアボクシングの経験があった彼は、俳優としての名声やハリウッドの虚飾に嫌気が差し、1991年に30代後半でプロボクサーへと電撃転向しました。過酷なリングで戦い続けた結果、鼻の骨折を2回、頬骨の粉砕骨折など、顔面に壊滅的なダメージを負うことになります。
引退後、砕けた顔面を修復するために再建手術を受けましたが、彼自身が後に「顔を元通りにするために間違った外科医を選んでしまった」と告白している通り、耳の軟骨を移植して鼻を再建する手術などがうまく噛み合わず、組織の瘢痕化や違和感が生じてしまいました。度重なる修正手術の結果として現在の顔立ちが形成されたのであり、単なる若返り目的の整形ではなかったことが明らかになっています。