一連の総選挙ムーブメントは、日本の音楽・エンターテインメント産業におけるビジネスモデルの極致を示すと同時に、大きな転換点でもあった。CDの所有体験と投票権、そしてイベント参加を密接に結びつけた仕組みは、音楽ビジネスのあり方を根底から塗り替えた。
昭和から続くJ-POP・アイドル歌謡の歴史の中で、ファンが直接アイドルの立ち位置やグループの未来を決定づけるシステムは、かつてない視聴者参加型エンターテインメントの到達点だった。2026年の今、ストリーミングやSNS中心となった現代の音楽シーンから振り返ると、あの時代にAKB48が見せた熱狂と構造は、ポップカルチャー史における特異で輝かしい一ページとして語り継がれている。 (出典: 総 選挙 akb 2016(Yahoo!ニュース))