なぜ、この作品は幾年月を経ても魅力を失わないのか。その理由は、時代の消費速度に抗う純粋な美への探求があったからにほかならない。過度な衣装やメイクに頼らず、ニューメキシコの大自然と生身の人間像だけを正面から見つめた構図は、時代を凌駕する絶対的な強度を備えている。
篠山紀信が遺した膨大な写真群の中でも、最高峰の結晶として輝き続ける本作。表現者として第一線を走り続ける宮沢りえの原点であり、日本の写真史・出版史における金字塔として、これからも新しい世代に衝撃を与え続けるだろう。 (出典: サンタフェ 宮沢 りえ(Yahoo!ニュース))