日本のテレビドラマ界において、木村拓哉が築いた金字塔は計り知れない。フジテレビの月九枠で平均視聴率30%超えを連発した『ロングバケーション』は、街から女性が消えると言われたほどのブームを生み出した。型破りな検事を演じた『HERO』では、従来の刑事ドラマや法廷ドラマの枠組みを根底から覆し、着用したダウンジャケットが即座に完売するなど、社会的なトレンドセッターとしても圧倒的な影響力を発揮した。
単なるアイドル像にとどまらず、若者の生き方やファッション、職業の選択にまで影響を与えた「キムタク現象」。彼が演じてきた作品群は、人間味あふれるヒューマンドラマから緊迫したサスペンスまで多岐にわたる。平成から令和にかけての日本のポップカルチャーそのものを形作ってきた功績は揺るぎない。