一連のキャンペーンを通じて、前澤氏が個人として投じた資金の総額は推計30億円以上にのぼります。1億円から始まったお年玉企画は年を追うごとにスケールアップし、2026年には総額約10億円の実験、そして2026年の国際宇宙ステーション(ISS)滞在時には「宇宙から全員にお金贈り」を実施。ハズレなしで500円から最大100万円が当たる仕組みで数百万人が参加しました。
この「宇宙からの全員配布」の受け皿として機能したのが、電子決済アプリを提供する「ARIGATOBANK」であり、個人が困っている人を直接支援できるプラットフォーム「kifutown」でした。
独自の電子マネー「kessai」を発行し、手数料無料で送金・寄付ができる経済圏の構築を目指したものの、法規制や収益化の壁、ユーザーの定着といった課題に直面。実験的な試みとして多くの知見を残しつつも、サービスの再編を余儀なくされました。巨額の資金を投じて作られたこの壮大な実験場は、日本のフィンテック史においても特異な足跡を残しています。