決算発表で下方修正が出た際、多くの銘柄で株価が急落・暴落する理由は、株式市場が「将来の稼ぐ力」を先取りして値付けを行う場所だからにほかなりません。
株価は発表された確定実績だけでなく、投資家やアナリストが形成する「市場コンセンサス(期待値)」を織り込んで推移しています。下方修正の発表は、その期待を一瞬で裏切る行為となるため、失望売りが殺到します。
特に機関投資家は、業績予想の修正を受けて即座に目標株価を引き下げます。これに連動してコンピュータによるアルゴリズム取引が自動的に売り注文を浴びせるため、取引開始直後から売り気配が続き、ストップ安に追い込まれる事態が頻発するのです。また、業績悪化に伴う配当金の減配や株主優待の廃止が重なると、個人投資家の投げ売りが加速し、下げ止まりまでに時間を要することになります。