映画化にあたり注目されるもう一つの要素が、劇場版オリジナルキャラクターの登場や、世界を裏で手引する「鎧さん」たちの存在感だ。普段は優しく労働を斡旋し、討伐の報酬を与える鎧さんたち。だが、彼らが時折見せる冷酷な視線や、ちいかわたちの安全を一定以上に脅かさないための過度な干渉は、まるで実験動物を観察する研究者のようでもある。
映画オリジナルの強敵が現れたとき、鎧さんたちはどのような動きを見せるのか。管理側としての立場を貫くのか、それともちいかわたちへの愛着から逸脱した行動に出るのか。世界観の根本を揺るがすキーパーソンとして、彼らの動向から目が離せない。