相場急変の最大のトリガーとなっているのが、アメリカにおける通称「25年ルール」の存在だ。製造から25年が経過した右ハンドル車は、米国の厳格な安全基準や排ガス規制の対象外となり、個人輸入が解禁される。これにより、北米マーケットへ良質な個体が次々と流出し始めている。
特に最終型にあたるトヨタ・セルシオ 30系 (UCF30/UCF31)は、デザイン・性能・耐久性のすべてが完成された熟成の域にある。3UZ-FE型4.3リットルV8エンジンと6速ATの組み合わせはトラブルが極めて少なく、海外投資家やコレクターの間で「買えるうちに確保すべき資産」として指名買いされている。その結果、オークション落札価格は右肩上がりを続け、国内の店頭価格を大きく押し上げる要因となった。