館内に足を踏み入れてまず圧倒されるのが、進化を遂げたシアターとVR(仮想現実)アトラクションだ。大型スクリーンと床面が連動するグラウンド・シアターでは、風や振動とともに陣触れの号令が響き渡り、まるで戦国の兵士となったかのような錯覚に陥る。
特に注目のVR体験コーナーでは、東軍の総大将・徳川家康の本陣と、西軍の実質的リーダー・石田三成が陣を張った笹尾山からの視点を自在に切り替えられる。冷徹に勝機をうかがう家康の計算と、大義を胸に掲げながらも味方の裏切りに揺れる三成の焦燥。最新のデジタル技術は、合戦の展開だけでなく、武将たちの心理的駆け引きまでも描き出している。