こうした学内外の課題を受け、大学側のサポート体制は急速な進化を遂げています。その中核を担っているのが、本郷・駒場キャンパスに拠点を置く東大バリアフリー支援室です。
支援室では、障害者手帳の有無にかかわらず、医師の診断書や面談を通じて困難が認められた学生に対して、以下のような多角的な東大の発達障害支援プログラムを提供しています。
- 修学上の合理的配慮の調整:板書の撮影許可、別室での定期試験受験、課題提出期限の個別調整など、学業を継続するための環境整備。
- 専任コーディネーターによる定期面談:タスクの優先順位付けやスケジューリングの可視化、生活リズムの立て直しを支援。
- キャリア支援とインターンシップ連携:特性を活かせる専門職や研究開発職への進路マッチング、特化型就労支援機関とのパートナーシップ構築。
単に「障害を補う」のではなく、「突出した能力を社会でどう活かすか」という視点に立った伴走型支援が行われており、国内の高等教育機関における先進モデルとして他大学からも注目を集めています。