1989年、学園祭の女王として彗星のごとく現れ、歌手・女優として一世を風靡した彼女の歩みは、常に挑戦の連続だった。ミニスカートで脚光を浴びた当時の華々しいスポットライトの裏で、幼少期から育まれてきた命への眼差しが薄れることはなかった。
売れっ子芸能人として多忙を極める日常の合間を縫い、密かに始められた保護活動。それは一時の流行や好感度狙いのパフォーマンスではなく、自らの足で現場に赴く地道な救出作業の積み重ねだった。華美な世界に身を置きながらも、冷たいアスファルトの上で震える命から目を背けなかった姿勢こそが、今の彼女の原点だ。