ゲーム内でマリオが吸い込まれるように潜り込む土管ですが、その内部構造や仕組みには数々の魅力的な設定が存在します。
作品ごとの描写を見ると、土管の内部は単なる空洞ではなく、キノコ王国中に張り巡らされた「ワープ通路」としての機能を持っています。地下のボーナスステージに直結しているだけでなく、『スーパーマリオブラザーズ』のワールド1-2や4-2に存在するワープゾーンのように、空間を跳躍して遠くのエリアへ瞬時に移動できる超常的な移動ネットワークとして描かれています。映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でも、ブルックリンの地下深くにある謎の土管が異世界へのポータルとして機能していました。
一方で、土管は安全な通路ばかりではありません。その中身には凶暴な罠としてパックンフラワーが巣食っています。宮本茂氏らは「プレイヤーが安全地帯だと思って油断する場所にスリルを持たせる」という心理的な駆け引きを狙い、土管から定期的に顔を出すトラップを仕込みました。この緊張感と報酬のバランスが、マリオのアクションをより奥深いものにしています。