名もなき家事の負担をめぐる論争は絶えませんが、関係が冷え切った家庭では、この「見えない家事」が完全に武器化します。女性側は「どうせ言ってもやらない」とタスクを抱え込み、夫を家庭のオペレーションから完全に排除します。そして、夫がたまに手伝おうとしても「やり方が違う」と冷たくあしらうようになります。
ここにあるのは、感謝の枯渇です。相手の存在を認めず、家庭内での役割を「タスク」として淡々と処理する姿は、まるで冷徹なビジネスパートナーのようです。家庭が安らぎの場ではなく、義務と妥協だけで回る職場と化しているのです。