「日が落ちて暗くなれば涼しいだろう」と考えて20時や21時頃に散歩へ出る飼い主は少なくありません。しかし、夜間の散歩であっても油断は禁物です。
都市部のアスファルトやコンクリートは熱容量が非常に大きく、日中に吸収した膨大な太陽熱を内部へ蓄え込む性質を持っています。日没後も蓄えられた熱が数時間にわたって放射され続けるため、夜20時を過ぎても路面温度が35度〜40度近く保たれているケースが珍しくありません。熱帯夜の日には、深夜になっても地表が冷めきらない現象が常態化しています。
では、夏場の散歩に適した安全な時間帯はいつなのでしょうか。最も確実なのは、地表の熱が最も放出された「日の出前〜早朝5時・6時台」です。朝日が昇りきって路面を照らし始める前の早朝であれば、地面の冷え込みと澄んだ空気の中で安全に運動量を確保できます。夕方以降に散歩を行う場合は、必ず手の甲で道路を触り、十分冷えていることを確認した上でコースを選定してください。