この現象は、個人の性格の悪さだけで片付けられるものではない。脳科学的なアプローチで見ると、ドーパミンの分泌が大きく関係している。手に入るかどうかわからないスリルを感じているとき、脳内では快楽物質であるドーパミンが大量に分泌される。追う恋愛が楽しいのはこのためだ。
しかし、相手が自分のものになったと確信した瞬間、脳は「安全圏に入った」と判断し、ドーパミンの分泌をストップする。脳の仕組みは、驚くほどシンプルで残酷だ。刺激が消え去り、日常の穏やかさ(あるいは退屈さ)が戻ってきたとき、多くの人が「冷めてしまった」と勘違いする。この生物学的な罠を理解していないと、誰と付き合っても同じサイクルを繰り返すことになるだろう。