彼女の骨格を成しているのは、幼少期から血肉としてきた糸東流空手道だ。世界大会での優勝経験に裏打ちされた鋭敏な突き、重力さえ手玉に取るような上段蹴りは、CG全盛の時代にあって圧倒的なリアリティを放つ。
その実力が広く証明されたのが、特撮ドラマ『爆上戦隊ブンブンジャー』へのゲスト出演だった。スタントなしで繰り出される本物の武道アクションは、子どもたちだけでなく舌の肥えた特撮ファンや映像関係者の度肝を抜いた。現場のスタッフが息を呑むほどのスピードとキレ。この出演を皮切りに、映画界からのオファーは一気に加速することになる。
現在準備が進められている本格アクション映画では、これまでの彼女のキャリアの集大成とも言える過酷な立ち回りが期待されている。フェイクではない本物の武術の凄みをスクリーンに刻み込むため、彼女は日々厳しいトレーニングを自らに課している。