順風満帆に見えたロングセラー商品だったが、2018年に転機が訪れる。飲料大手であるキリンホールディングス株式会社との間で、商標権をめぐる協議が必要となったのだ。同一の名称が市場で混同されるリスクを避けるため、慎重な議論が重ねられた。
小笠原製粉株式会社にとって、50年以上親しまれたブランド名を捨てることは断腸の思いであった。一時は販売終了も危ぶまれたが、同社は歴史ある味を後世に残す道を選んだ。新名称の一般公募を実施したところ、全国から数万件を超える熱い応募が殺到。「キリン」の面影を残しつつ、地元に愛される丸みを持たせた「キリマルラーメン」への改名が決まったのだ。