1992年4月25日早朝、東京都足立区内の民家敷地内で傷だらけの状態で発見された尾崎は、病院へ搬送されたものの同日午後に肺水腫のため息を引き取った。享年26。この衝撃的なニュースは日本中を駆け巡り、全国の若者たちに計り知れない喪失感を与えた。当時は様々な噂や疑惑が飛び交ったが、死因の真相については警察の公式発表や司法解剖の結果により、覚醒剤中毒に伴う急性肺水腫であることが判明している。
しかし、ファンや関係者の心を捉えて離さないのは、死の直前に遺された行動や精神状態の謎だ。遺書と見られる手記の存在、最後のアルバム制作における激しい葛藤、そして音楽的表現への苦悩。伝説のシンガー尾崎豊はなぜ26歳の若さで急逝したのか。死因を巡る真実や直前の足取りを辿ると、表現者として極限まで自分を追い込み、生と死の境界線で戦い続けた孤独な個人の姿が浮かび上がってくる。