実際の街の現場では、どのような状況が発生しているのでしょうか。世田谷区の主要結節点である三軒茶屋駅周辺および二子玉川駅周辺の現地状況を検証します。
東急田園都市線と世田谷線が交差する三軒茶屋エリアでは、三軒茶屋 雨雲レーダー 現在地の降雨エコーが強まった瞬間、茶沢通りや玉川通り(国道246号)沿いの低位地点に雨水が一気に集まる現象が確認されています。三軒茶屋周辺は、かつて地上を流れていた烏山川や蛇崩川が暗渠化された緑道が多く、地形的に「水が集まりやすい谷底」に位置する通りが複数存在します。現場の飲食店オーナーは次のように証言しています。
「レーダーで強い赤色(雨量50ミリ以上)が表示されてから10分も経たないうちに、道路脇のグレーチングから水がゴボゴボと音を立てて逆流し始めます。少しでも雨雲レーダーに兆候が出たら、すぐに店頭の止水板をセットするのがこの界隈の鉄則です」(三軒茶屋の商店街関係者)
一方、二子玉川駅周辺では、多摩川河川敷のグラウンドや兵庫島公園付近の水位変化が極めて早く、商業施設を訪れる買い物客が急な雨雲の接近により足止めされる事態が頻発しています。駅周辺のペデストリアンデッキから見下ろす道路では、激しい雨によって側溝の処理能力が追いつかず、走行する車両が大きな水しぶきを上げて徐行を余儀なくされる光景が広がります。