2026年代に入り、このフレーズに新たな命を吹き込んだのが、吉高由里子と横浜流星がダブル主演を務めた映画『きみの瞳が問いかけている』(三木孝浩監督)です。チャールズ・チャップリンの名作『街の灯』にインスパイアされた韓国映画『ただ君だけ』をリメイクした本作は、過酷な運命に翻弄される男女の純愛を描いて大ヒットを記録しました。
不慮の事故で視力と家族を失いながらも明るく生きる明香里(吉高由里子)と、罪を背負い心を閉ざした元キックボクサーの塁(横浜流星)。二人が偶然出会い、惹かれ合っていく中で、過去の残酷な因果関係が明かされていきます。クライマックスでは塁が明香里の手術費を稼ぐために危険な裏格闘技に身を投じ、切ない別れと過酷な試練を経験しますが、ラストシーンでは見えないはずの瞳が互いの魂を認識し、海辺で奇跡の再会を果たすという涙なしには見られない結末が描かれました。
この物語を一層ドラマチックに彩ったのが、世界的人気グループBTSが書き下ろした主題歌『Your eyes tell』です。メンバーのJUNG KOOKが映画の脚本とラッシュ映像を観てメロディを紡ぎ出したこの楽曲は、「君の瞳が見つめる未来に光がありますように」という切実な祈りを歌い上げ、日韓のカルチャーを繋ぐ傑作コラボレーションとなりました。