島一番の歓楽街として知られる美崎町。深夜11時を回ると、路地裏の至る所で代行車両のハザードランプが点滅を始める。近年の観光需要の急増は、地元の運転代行業を取り巻く環境を大きく変えた。従来であれば地元客の送迎が中心だった夜の街に、今やスーツケースを持った観光客やビジネス客が溢れかえっている。
八重山諸島の中心地である石垣島では、公共交通機関としての路線バスは夜間に営業を終了し、深夜帯のタクシーも限られる。そのため、島経済の柱である観光・サービス業の活性化に伴い、夜間の移動手段を確保することが喫緊の課題となっていた。こうした背景から、夜の街を安全に繋ぐ足として代行サービスが重要な役割を担っている。