一方で、近年のIT・ビジネス業界で日常的に飛び交う「EX」は、組織の命運を左右する重要キーワードとして重宝されている。これはEmployee Experience(従業員体験)の略称であり、社員が企業と出会い、働き、最終的に退職するまでの全プロセスで得る体験価値を意味する。
従来の顧客体験(CX)やユーザー体験(UX)にとどまらず、優れた人材を引き付け、組織のエンゲージメントを高めるための核心として、EXの改善が経営陣の最優先課題となった。ハイブリッドワークがすっかり定着した今日において、従業員一人ひとりの体験をどう設計するかという視点は、企業の競争力を決定づける要素となっている。