地上波放送における平均世帯視聴率は7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。初回は9.3%と好発進を記録し、その後も7〜8%台を極めて安定して推移しました。昨今のコア視聴率(13〜49歳)重視の編成方針やリアルタイム視聴率の全体的な地盤沈下を考慮すれば、月曜22時枠の数字として十分に合格点と言えます。
さらに特筆すべきは、TVerやFODをはじめとする見逃し配信での爆発的な再生数です。第1話の放送直後からTVer総合ランキングで1位を獲得し、お気に入り登録者数は瞬く間に80万人を突破しました。この配信での強さを支えた要因を分析すると、以下の3点が浮き彫りになります。
- 倍速視聴でも損なわれないテンポ感:無駄な説明台詞を削ぎ落とし、伏線回収とアクション、痛快な成敗シーンがテンポ良く展開されたこと。
- ざきのすけ。による主題歌「彼は誰どき」の効果:エモーショナルかつスタイリッシュな主題歌が、事件解決の瞬間に絶妙なタイミングで流れ、視聴者に強いカタルシスを与えたこと。林ゆうきによる緊迫感あふれる挿入歌・劇伴も完成度を押し上げました。
- 1話完結の爽快感と伏線追跡の二重構造:途中回から見始めても犯人退治の爽快感が得られ、通して視聴すれば黒幕の謎に肉薄できるという配信時代に適した設計。
SNSやレビューサイト(Filmarksや知恵袋など)に寄せられた視聴者のリアルな評判・感想を精査すると、「月曜の夜に観るのにちょうどいい爽快感」「天海さんと松下さんの掛け合いが毎週の癒やしだった」という好意的な評価が8割以上を占めています。一方で、「変装シーンのギャグがやや古典的すぎる」「貴山の過去編が重すぎて中盤トーンダウンした」といった手厳しい指摘も散見され、コメディとシリアスの配合バランスに対する受け止め方は世代間で分かれました。