全駅への可動式ホーム柵(ホームドア)設置が完了した現在でも、遅延ゼロには程遠い。自殺防止や転落事故の激減といった安全面での大きな成果はあるものの、新たなボトルネックも生じている。
混雑時に乗客の荷物がホームドアに挟まったり、駆け込み乗車によって安全確認に時間を要したりすると、1駅あたり10秒から20秒の遅延が積み重なる。10駅を通過する頃には2分から3分の遅れとなり、過密ダイヤの中では後続列車が駅手前で信号待ちを余儀なくされる。結果として、重大な事故が起きていなくても「じわじわと遅れる」現象が日常化しているのだ。