なぜ多種多様な星人たちが、人知れず日本の街路や廃寺に潜伏していたのか。物語終盤の「カタストロフィ編」において、その壮大かつ無慈悲な真実が明かされました。
ねぎ星人や田中星人、オニ星人、妖怪星人たちは、地球を侵略するためにやってきた侵略者ではありませんでした。彼らは、母星が滅びたり、「カタストロフィをもたらした巨大異星人文明」に住処を追われた【宇宙難民】だったのです。彼らは生き延びるために地球へ密かに漂着し、人間に擬態したり、人里離れた場所に身を隠してひっそりと暮らしていました。
そして、人類にガンツの転送技術や超兵器(黒い玉)の製造データを暗号通信で送信していた「黒幕的存在」の正体は、遥か高次元の多次元宇宙に存在する「神のような高次知的生命体」でした。
彼らが人類に技術を与えた理由は「慈悲」や「正義」ではなく、単なる「宇宙のバランス調整と気まぐれな情報開示」に過ぎませんでした。終盤、巨大母船の神殿で玄野たちと対話した高次存在は、死んだ仲間たちを玩具のように再生させては即座にゴミのように消滅させ、「人間の命など、ハエやチリと同等の物質の循環に過ぎない」と冷酷に言い放ちました。
人類は、宇宙規模の難民問題と巨人族の侵略という災厄の狭間で、ただ生き残るために足掻かされていたという結末は、連載完結から年月が経った現在もSF漫画史に残る衝撃的な真相として語り継がれています。