1,000万円をゆうに超える高給の一方で、NHK支局長の業務内容と激務ぶりはマスコミ業界内でも過酷なことで知られています。支局は少人数体制であることが多く、支局長は「管理者」でありながら「現場のプレイングマネージャー」として奔走しなければなりません。
具体的な業務範囲は多岐にわたります。
- 24時間365日の事件・事故・災害初動対応:台風、地震、重大事件が発生した際は、夜間や休日を問わず即座に現場指揮を執り、東京本部や親局へ速報を上げる。
- 地元警察・行政幹部との関係構築(サツ回り・夜討ち朝駆け):若手記者の取材指導を行う傍ら、自らも県警幹部や地元政財界の重鎮とパイプを維持する。
- 労務管理とコンプライアンス遵守:働き方改革が進む中、若手記者の過密労働を防ぎつつ、ニュースの穴を空けないシフト管理を完遂する。
管内で大事件や自然災害が発生すれば、何日も支局に泊まり込みで指揮を執り続けることも日常茶飯事です。「一国一城の主」としての権限と引き換えに、携帯電話の着信音に怯えるプレッシャーと強烈な責任感が常に付きまとう過酷な現場環境が存在しています。