大麻規制の歴史は、単なる法制度の問題にとどまらず、人種問題や社会的不平等と深く結びついている。その複雑な背景を多角的に掘り下げたのが、Netflixで配信されている社会派ドキュメンタリー映画『Grass Is Greener』だ。
ヒップホップ界のレジェンドであるファブ・ファイブ・フレディが監督を務めたこの社会派ドキュメンタリーは、アメリカにおける「麻薬との戦い」が、いかに黒人やヒスパニック系コミュニティに対して偏った取締りとして機能してきたかを暴いている。
合法化が進む現在においても、過去の取締りで前科をつけられた人々が合法市場から排除され、資金力のあるホワイトカラー層が参入して巨利を得るという「グリーンラッシュの不都合な真実」を、作品は鋭く告発している。