重厚な扉を開けると、目の前に広がるのは中央階段室の圧倒的な空間だ。ステンドグラスから差し込む柔らかな光と、大理石の手すりが織りなすコントラストは、まるで一瞬にして大正時代にタイムスリップしたかのような錯覚を抱かせる。この独特の空気感が、多くのクリエイターを引きつけてやまない。
近年、数々の地上波ドラマや映画のロケ地としてスクリーンに登場する機会が急増している。CGでは再現しきれない本物の質感が、作品に圧倒的なリアリティを与えるからだ。ロケ地巡り、いわゆる「聖地巡礼」を目的に訪れる観光客も後を絶たず、静かだった資料館に新しい風が吹き込んでいる。