「大相撲の土俵で兄弟対決は見られるのか?」という点について、大相撲の規定では同部屋所属の力士同士は本場所の通常取組では対戦しないルールになっています。そのため、琴翔峰と琴栄峰が本割(15日間の通常取組)で激突することはありません。
しかし、唯一の例外が存在します。それが幕内最高優勝決定戦です。15日間の本場所を終えて同星で並んだ場合のみ、部屋の垣根を越えて直接対決が組まれます。過去の大相撲史を振り返っても、平成初期に若乃花と貴乃花の「若貴兄弟」が優勝決定戦で対戦し、日本中を熱狂させた歴史があります。
近代大相撲における主な兄弟関取の系譜を見てみましょう。
- 若乃花・貴乃花(花田兄弟):兄弟同時横綱を達成し、優勝決定戦での直接対決を実現。
- 若元春・若隆景(大波兄弟):福島県出身、祖父・父・3兄弟すべてが力士という名門一家で同時三役を記録。
- 英乃海・翔猿(岩崎兄弟):異なる部屋(木瀬部屋と追手風部屋)に所属するため本場所での本割対戦が実現。
- 琴翔峰・琴栄峰(手計兄弟):名門・佐渡ヶ嶽部屋で切磋琢磨する新時代の兄弟関取。
普段の稽古場では誰よりも激しく胸を合わせている二人だからこそ、千秋楽の結びの後に土俵上で相対する姿を夢見るファンは少なくありません。