「とにかく圧倒された」。先月開催されたアリーナツアーの最前列で彼女を見たという30代の女性ファンは、興奮気味に語る。スマートフォンの画面越しに見る彼女と、目の前で汗を流し、喉を枯らして歌う彼女は、良い意味で全くの別物だったという。
ステージ上の彼女は、決して「加工」などできない。照明に照らされた肌の凹凸、歌うたびに浮き出る首の血管、そして全力のパフォーマンスの後に見せる疲労感。それらすべてが、彼女の生き様そのものとして観客の胸に突き刺さる。ネットで揶揄されるような「修正の有無」など、生の歌声を前にすれば些細な問題でしかないことを、彼女は自らの体で証明し続けている。