日本のRCホバークラフト史を語る上で外せないのが、1990年代前後に大ヒットを記録したラジコンホバークラフトのタイヨー(TAIYO)製品です。手の届く価格でありながら本格的なスカート構造を備え、お風呂場や公園の池で遊んだ思い出を持つファンは少なくありません。また、模型メーカーの雄であるラジコンホバークラフトの京商(KYOSHO)が送り出した競技志向のマイクロモデルなど、日本のトイ・ホビー産業は黎明期からユニークな挑戦を続けてきました。
現代の最新モデルは、これら往年の名機から劇的なテクノロジー進化を遂げています。最大のトピックは、高回転・高効率を誇るブラシレスモーター搭載機の普及です。従来のブラシモーターに比べて圧倒的なパワーウェイトレシオを獲得し、水面を切り裂くようなハイスピード滑走が可能になりました。さらに、小型ドローン技術からフィードバックされた「6軸ジャイロセンサー」の内蔵により、従来は制御が極めて難しかった横滑りやスピンを自動補正し、誰でも直感的にコントロールできるようになっています。