気象衛星ひまわりの画像が捉えたのは、くっきりと眼が目立つ美しくも恐ろしい雲の渦だ。925ヘクトパスカルという中心気圧は、上陸すれば国内歴代上位に名を連ねるレベル。単に風が強いだけでなく、渦全体の直径が非常に広く、広範囲を暴風域に巻き込む特性を持つ。
風速50メートルを超えると、人は立っていられないどころか飛ばされた飛来物がコンクリート壁を貫通する危険すらある。今回の台風15号が持つ最大瞬間風速70メートルという数字は、走行中のトラックが横転し、電柱が根元からへし折れるレベルの破滅的な破壊力を意味している。