『旅サラダ』を語る上で絶対に外せないのが、メインMCを務めた神田正輝との絶妙なコンビネーションだ。1997年に神田が2代目メインMCとして着任して以来、二人は約26年間にわたってスタジオの空気感を作り上げてきた。時に夫婦のようであり、時に長年連れ添った親友のようでもある二人の掛け合いは、番組の最大の魅力だった。
カメラが回っていないスタジオの舞台裏でも、神田は常に向井を気遣い、向井もまた神田に全幅の信頼を寄せていた。向井がプライベートで大きな試練に直面した時期も、神田は変わらぬ温かさでスタジオの雰囲気を守り抜き、彼女の居場所を作り続けた。卒業の生放送で向井が涙を浮かべながら神田へ感謝を伝えたシーンは、テレビ史に残る名場面として語り継がれている。
芸能界の中でも「理想のパートナーシップ」と称賛された二人の絆。お互いをリスペクトし合うプロフェッショナル同士の深いつながりがあったからこそ、あの居心地の良い番組空間が長年維持されていたのだ。