このような新しい観光の波を受け、香川県観光協会は高松市を中心とした広域観光ルートの再定義を進めている。高松城跡(玉藻公園)や栗林公園といった歴史的名所と、庵治町の豊かな自然・映画ロケ地、さらには直島や豊島といった瀬戸内国際芸術祭の舞台となる離島群を結びつける周遊プランの提示だ。
単一の目的地を巡る「点」の観光から、地域全体の文脈や物語を感じ取る「線」および「面」の観光へのシフトが図られている。交通アクセスの利便性向上や多言語対応のガイドマップ配信など、個人旅行者が快適に回遊できる環境づくりが進められた結果、庵治町は香川県における文化体験型観光の重要なハブとしての位置付けを確固たるものにしている。