言葉の成り立ちを英語の語源から確認すると、なぜ濁点の「ズ」でなければならないのかが論理的に理解できます。
カタカナの「グッズ」は、英語の「goods」を語源としています。「good(良い)」という形容詞に複数形を示す「-s」が付いた名詞で、「品物」「財」「商品」を意味する単語です。
英語の発音規則において、直前の音が「d」のような有声音(声帯を振動させる音)である場合、語尾の「s」は濁って[z](ズ)と発音されます。国際音声記号(IPA)で表記すると「goods」の発音は[ɡʊdz]となります。
もし仮に「グッツ」と表記するのであれば、英語の原音は「[ɡʊts](グッツ)」でなければ辻褄が合いません。しかし「guts」は日本語で「ガッツ(根性・内臓)」を表す別の単語になってしまいます。語源の音声構造から見ても、最後の文字は濁音の「ズ」にするのが言語学的に正しい転写です。