医療現場の視点はさらに厳しい。消化器内科学の専門医らは、「高熱で胃腸機能が落ちている最中に、激辛系や極太麺といった刺激の強いカップ麺を食べるのは火に油を注ぐようなもの」と強調する。弱った胃壁への機械的・化学的刺激は、風邪症状を長引かせる直接的な要因になりかねない。
また、日本栄養士会に所属する管理栄養士も、ビタミンやタンパク質が圧倒的に不足する栄養偏重のリスクを指摘する。「熱があるからとにかくカロリーを摂ればいい」と、付属のかやくのみで完食する行為は最も避けるべきNG行動の一つだ。免疫グロブリンの生成に必要な栄養素が不足し、結果として回復が大幅に遅れる恐れがある。