東アジアの文化は、LGBTに対して保守的な傾向がある。中国・日本・韓国は、タイやフィリピンと比べると受け入れが進んでいない。これは単純な法制度の問題だけではなく、儒教的価値観や家族観が色濃く残る社会構造と深く関係している。
韓国では同性愛は依然としてタブーとされる話題であり、トランスジェンダーであることはさらに論争的な問題とされている。表向きは先進的な民主主義国家として知られる韓国だが、LGBTQ+の権利という点では、欧米諸国はもちろん、東アジアの一部の国とも温度差がある。
興味深いのは、世代による意識の違いだ。2020年の調査では、18歳から29歳の回答者のうち79%が「同性愛は社会に受け入れられるべき」と答えており、2017年の調査では60%の回答者がトランスジェンダーの人々を差別から守ることを支持していた。若い世代ほど受容度が高く、社会意識の変化が緩やかに起きていることがわかる。