表舞台に立つパフォーマーである一方、堂本光一は演出家としても高い評価を受けてきた。2018年には『ナイツ・テイル-騎士物語-』で"ミュージカル界のプリンス"井上芳雄と共演し、さらなる経験を重ねてきた。共演者の井上芳雄は、光一が舞台裏の仕組みにも深い関心を持ち、「バトンを何本使っているんだろう」「あの装置はどこにしまっているんだろう」などと細部まで楽しんでいた様子を語っていた。
作り手としての視点が常にある。堂本光一は17年目にして舞台「Endless SHOCK」の座長であり演出・脚本も担当し、こだわりの演出にストーリー、稽古、さらにはSHOCK当初演出をしていたジャニーさんとの衝突など、華やかな表舞台に立つ一方で演出家としての苦労や細かなこだわりも語られてきた。
光一自身が語ったとされる「僕はものづくりが好きで、本番よりも稽古が好きなタイプ」という言葉は、彼の本質を見事に映している。完成した舞台を楽しむのではなく、作りあげる過程に喜びを見出す人間。それが堂本光一という表現者だ。