「中3女子でこれはえぐい」という言葉が発せられるとき、人々が目にしているのは才能の輝きだ。しかし、その輝きを支えているのは、ほとんどの場合、見えないところでの途方もない努力である。
三好美羽の場合も同様だ。動きの正確性を重視し、基礎的なトレーニングを繰り返すと同時に、体の使い方やバランスを整える指導で才能は一気に開花した。日本記録は突然生まれたものではなく、日々の細部への徹底したこだわりから生まれた必然の産物だったのだ。
ダンスでも音楽でも、TikTokで「えぐい」と言われる中学3年生女子たちは皆、共通する何かを持っている。それは「好きだから続けた」という純粋な動機だ。勝ちたいから練習するのではなく、好きだから練習する。その積み重ねがいつの間にか「えぐい」と言われるレベルに達している。そのシンプルさが、多くの人の心を打つ。