しっかりとした歯ごたえと爽やかな口当たりを狙うなら、繊維に沿ったスライスがベストだ。旨味豊かな豚ロース肉の脂と合わさったとき、存在感のある食感が程よいアクセントになる。逆に、肉にトロリと絡みつく濃厚な甘みを欲しているなら、繊維に対して垂直に包丁を走らせる横切りをおすすめしたい。
切れ味の良い包丁で余計な圧力をかけずに切ることも、余分なエグみを出さないための重要なポイントだ。切り方ひとつで、甘みの引き立ち方やタレとの一体感がまったく別の料理かと思えるほど変化する。プロ直伝の秘訣を取り入れれば、いつもの生姜焼きが瞬時にワンランク上のごちそうへと格上げされるはずだ。