大野結也容疑者は、東京都内のIT企業に勤務するシステムエンジニアだった。周囲の評価は「真面目で仕事熱心」「トラブルを起こすようなタイプではない」という声が大半を占める。しかし、一部の同僚からは「最近、様子がおかしかった」「イライラしているように見えた」という証言も出ている。
彼のSNSアカウントを分析すると、事件の数週間前から投稿内容が変化していたことがわかる。以前は仕事や趣味に関する穏やかな内容が多かったが、次第に社会や人間関係に対する不満を綴るようになり、最後の投稿は「もう終わりにしたい」という意味深な一文で締めくくられていた。
大野結也容疑者に前科はない。学生時代は特に目立った問題もなく、大学卒業後は安定した職に就いていた。しかし、数年前に両親が相次いで他界し、その後は一人暮らしを続けていたという。孤独感やストレスが、事件の引き金になった可能性も指摘されている。
周囲の証言と人間関係
「彼は本当にいいやつだった。だからこそ、今回の事件は信じられない」と、大学時代からの友人である男性は語る。その友人は、大野結也容疑者が最近、職場の人間関係で悩んでいたことを打ち明けられたという。「上司との折り合いが悪くて、転職も考えていると言っていた。でも、まさかこんなことになるなんて…」
一方、被害者の男性は、大野結也容疑者と同じ職場で働いていたことが判明している。両者の間には、仕事上のトラブルがあった可能性が高い。警視庁は、職場内でのパワハラやいじめが事件の背景にあるとみて、関係者への聞き取りを進めている。