ネット上には「爪楊枝で強くこじる」「隙間に潤滑油(5-56等)を吹きかける」「ボタンを激しく連打する」といった民間療法が散見されますが、これらは基板を完全破壊する極めて危険な行為です。
特に潤滑油やパーツクリーナーを吹き込むと、液晶ディスプレイのバックライト層に液体が染み込み、画面全体に回復不能なシミが広がる大惨事に直結します。また、強い力でボタンを押し込むと、内部のフレキシブルケーブルが断線し、音量ボタンだけでなく電源ボタンやフラッシュライトまで連鎖的に故障するリスクがあります。
自力で手を出してよいのは「ケースを外す」「柔らかいブラシで外周のホコリを払う」「綿棒に少量の無水エタノールをつけて外側を拭く」ところまでです。
【プロの結論】修理を急ぐべき人・画面代用で凌ぐ人の判断基準
ボタンが効かなくなったからといって、全員が即座に修理店へ駆け込む必要はありません。現状の端末状態とライフスタイルに応じて、賢く選択してください。
- 即座に修理へ出すべき人:
- AppleCare+に加入しており、わずかな免責額(3,700円程度)で直せる人
- ボタンが陥没したまま戻らず、音量バーが勝手に動いて誤作動を繰り返している人
- 水没直後で、内部ショートやデータ消失のリスクが差し迫っている人
- 画面代用(AssistiveTouch等)で様子見すべき人:
- 購入から3年以上経過しており、保証未加入で数万円の修理代がかかる人
- 近々最新モデルへの機種変更を控えており、追加出費を抑えたい人
- 画面操作による音量調整にストレスを感じず、誤作動が発生していない人