御宿のシンボルとして全国からファンが訪れるのが、海岸の砂浜に直接建てられた月の沙漠記念像(月の沙漠ラクダ像)です。昭和44年(1969年)に建立されたこのブロンズ像は、2頭のラクダに跨る異国の王子と姫の優美な姿を忠実に再現しています。
現地を訪れる観光客の間で高い支持を集めるのが、日没前後の「マジックアワー」と「月夜」の景観です。晴天の夕刻景では、西の空が紫から茜色へとグラデーションを描くなか、逆光に浮かび上がるラクダのシルエットが本物の砂漠を彷彿とさせる圧倒的な情緒を醸し出します。また、満月の夜には海面に伸びる月の道(ムーンロード)と記念像が同一フレームに収まり、まさに歌詞の情景が現実世界に出現します。
現場観察における実践的なポイントとして、潮位の確認が挙げられます。干潮時には足元までしっかりと砂浜が広がり、像の正面や斜め前方から自由なアングルで撮影できますが、大潮の満潮時には波打ち際が像の基礎近くまで迫ることがあります。靴選びは歩きやすいスニーカーか、砂が入っても払いやすいサンダル類を持参すると撮影に専念できます。