1990年代前半、写真週刊誌のスクープによって白日の下に晒された吉田日出子と高橋克典の熱愛。当時、吉田日出子は『上海バンスキング』のヒロインとして演劇界の頂点に君臨する大スターであり、一方の高橋克典はロック歌手から俳優へ転身したばかりの、まだ世間的な知名度が低かった下積み時代でした。
二人の年の差は約21歳(吉田日出子が1944年生まれ、高橋克典が1964年生まれ)。当時としては極めて異例であった20歳以上の年の差交際、さらに吉田の自宅マンションで同棲生活を送っていた実態は、ワイドショーや週刊誌で連日センセーショナルに報じられました。
しかし、関係者の証言や当時の芸能報道を振り返ると、二人の関係は単なる浮ついたゴシップとは一線を画していました。吉田は高橋の役者としての潜在能力を誰よりも早く見抜き、発声や立ち居振る舞い、舞台芸術の神髄を徹底して叩き込んだといいます。高橋にとって吉田は、愛するパートナーであると同時に、芸能界における最大の恩師であり精神的支柱でした。