ワールドカップの歴史を振り返ると、優勝トロフィーを掲げた経験を持つ国はわずか8カ国に限定されています。過去22大会におけるサッカーW杯 歴代優勝国一覧を紐解くと、ブラジルが最多5回、ドイツとイタリアが4回、アルゼンチンが3回、フランスとウルグアイが2回、イングランドとスペインが各1回と、強固なメガクラブ文化と育成基盤を持つ伝統国がタイトルを独占してきました。
歴代最多優勝国であるブラジルをはじめとする南米勢は、アメリカ大陸開催において抜群の強さを誇る歴史的傾向があります。1970年メキシコ大会、1986年メキシコ大会、1994年アメリカ大会のいずれも南米勢(ブラジル、アルゼンチン)が頂点に立ちました。長距離移動や気候への耐性という側面において、南米勢のアドバンテージはデータ上も証明されています。
一方、FIFAランキング最上位国がそのまま戴冠できないという「ランキング1位のジンクス」も過去幾度となく観測されてきました。直近大会でも優勝国は大会前のランキングで2位〜4位前後に位置していたケースが多く、直前の仕上がり曲線と本大会中のチームビルディングが成否を分けています。FIFAランキング上位国 優勝予想を過信せず、直前の負傷離脱状況や世代交代の進捗を見極める視点が不可欠です。