市場が最も混雑するのは午前11時30分から午後1時30分のランチピークだ。ここをまともに受けると、人気飲食店の前で1時間待ちも珍しくない。スマートに攻略する鉄則は「午前10時着のアーリーイン」または「午後2時過ぎの遅めランチ」。さらに、国道8号線側の正面ゲートを避け、市場西側のサブパーキングへ直接進入する抜け道ルートを使えば、入出庫のタイムロスをほぼゼロに抑えられる。
そして誰もが目当てにするのが、冬の味覚の王者・越前ガニを贅沢に使った丼だ。大手ポータルサイトの食べログで上位に並ぶ有名店に行列するのも悪くないが、地元通が密かに足を運ぶのは市場中ほどの路地に佇む小さな食事処。ここでは毎朝仕入れられるブランドタグ付きの越前ガニを、注文を受けてから剥いてご飯が見えなくなるまで盛り付ける限定カニ丼が提供される。派手な看板はない。だが、濃厚なカニ味噌と繊細な甘みの脚肉のバランスは圧倒的だ。
さらに見逃せないのがデジタル連動型の割引施策だ。スマートフォンでGoogle マップの混雑情報バーを確認しながら訪れ、各店舗が店頭提示するQRコードや観光案内所の最新デジタルクーポンを活用すれば、刺身の小鉢サービスや5〜10%の会計オフ特典が手に入る。浮いた予算で焼きホタテをもう1個追加するのが旅の上級者だ。